No.88
2010/01/06 (Wed) 15:02:13
No.87
2010/01/05 (Tue) 14:25:20
お正月休みもさくっとおわり3日から営業しております。
今日はフォンドヴォーしこんでます。
一度焼いた仔牛の骨を大きな鍋で野菜などと一緒にひく。(煮る。炊く。)
一度オーブンで焼いた仔牛の骨を鍋にいれる
長い時間煮る。
フレンチを食べると元気になる。こんな栄養たっぷりのだしがベースなのですから。
この下地が「うまい!」を支えているのです。
フォン・ド・ヴォー のヴォーはveau(仔牛) ドは英語でいうところのof フォンは出汁て感じでしょうか。
簡単に訳すと仔牛のだしとなる。
ではクイズ、フォン・ド・ヴォライユは
なんでしょう。
ヴォライユは鶏。だから鶏のだし。
魚はフランス語でポワソンといいますが、魚のだしはフォン・ド・ポワソンとはいいません。
フュメ・ド・ポワソンといいます。
じゃあ野菜(野菜はフランス語でレギューム)のだしは・・・これまた呼び名変わり、ブイヨン・ド・レギュームといいます。
近頃の軽い感じのフランス料理はこんなだしをベースに作ったソースを使う印象がない。
伝統的(よくトラディショナルと表現している)で地方性の強い料理ほどソースのが重要さが強い。
ソースがあるレストランか、はたまたソースのないレストランか。
わたしはソースのあるレストランではたらいている。
No.85
2009/12/29 (Tue) 23:32:43
レストランにおける親父ギャグはたくさんあり、お客さんのいいそうな親父ギャグもたいがい決まっている。
たとえば、「なにかアレルギーとかないですか?」と聞くと、「女性が苦手です。ガハハハハハ」と自分だけ大爆笑みたいな親父ギャグは日常ちゃめし。
親父ギャグいう人のワインの注文はほとんど「重くてしぶくてお手ごろなワインちょーだい」というのはなぜだろうか。そしてわたしもフォジェールとかわかりやすくほどほど渋みのあるワインを持っていく。
ソムリエはお客様のお好みをお伺いしてワインを選ぶとものの本に書いているが、お客様のギャグのセンスをみてワインをお選びすると書き直したいくらいである。
さて、きょうはなかなかハイソサエティなギャグに出会った。
ロマネ 金平糖。
金平糖にクロードデュガのワインが入ってるという、京都のあの金平糖屋さんの赤ワインの金平糖。
一口食べますと、赤ワインの香り、しゃりっと噛むしゃりっと噛む噛む。
あまくておいしい。
ちょっとワインの味もする。
ビンテージ03!?
ロマネーコンペイトウと書いてます。
なかなか楽しいコンペイトウでございました。
ワイン好きに大うけのギャグ。
レベルが高い!
ほら、こんなギャグいう人は絶対ワイン好きでしょ?
ギャグのセンスでワインを選ぶは、まんざら間違ってもいないとおもうんだけどな(笑)
No.84
2009/12/25 (Fri) 15:44:09
クリスマスの夜、いつも思い出すストーリーがある。
ポールオースター著 「ナショナル ストーリー プロジェクト」
一般の人からアメリカのラジオ局に寄せられた、いろんなストーリーが短編小説のように、(でも本当にあった話ばかり)たくさん載っています。
ちょっと笑えるはなし、悲しい話、などさまざまな出来事。
すべて事実。
クリスマスの日の子供の泣けるいたずらの話は是非読んでいただきたい。
アメリカの大不況のどん底の時代のストーリー、そこにもあたたかなストーリーが身近にある。
大不況のさなかにでも、いや、そんなさなかにだからこそ感じる、いままで気づくことを忘れていたやさしさや、思いやりなど、この本は少し思い出させてくれますよ。
No.83
2009/12/22 (Tue) 16:16:00
そろそろと予約の電話(駆け込みタイプ)が鳴り出した。
お問い合わせと焦りの電話。明日あたり、なんでもいいから席とらしてくれーという電話もかかってくるであろう。
毎年のことである。
私はずっとサービスのお仕事をしているので、クリスマスは12年間ずっとはたらいている。
22日から25日までがたいがいのお店はクリスマスの期間になる。
うちの店に関しては、今年は2回転やら、コースが決めうちとかしないので、ちょっと気が楽である。2回転とかはなかなか大変なのだ。予約もなかなかややこしい。
フランスではクリスマスは家族とともに過ごす日であるらしい。
以前働いていた店でクリスマスの日にこんなことがあった。
お席はすべてカップルである。皆おしゃれをして、レストランに来る前に大丸さんやら阪急さんやらでプレゼントをかってもらい、予約の時間にお席につき、シャンパンなどをのんでいらっしゃる。
とあるテーブル・・・思い切ってデートにさそったのだろう。男性はかなり気合のはいった方だった。
女はその気合の入った男にレストランに来る前買ってもらったカバン、アクセサリー、服でご来店。うきうきしていた。
コース料理がいっせいに始まり、アミューズ、オードブル、、、、と進んでいく。
魚あたりから女は頻繁に席をはずし、外にでる。 なぜだ?
デザートにさしかかったころ「あかん、たえられへん。かえるわ・・・」と彼一人取り残された。残された彼はそれからワインをがんがんいきだし、サービススタッフをつかまえめちゃくちゃしゃべっていた。
他のテーブルのカップルたちは次々にテーブルチェックをすまし、帰っていく。男はレストラン最後のお客様になり、店をぐでんぐでんになりながら退店。
彼女が帰った理由、「私、あの人の食べる姿がきもちわるいねん」本人には言わず、サービススタッフにいいのこしてかえっていった。
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1978/01/29
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