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No.17
2009/07/16 (Thu) 00:19:18

リヨンといえばブションがたくさんある。

ブションはワインのコルクのことではない。

ビストロみたいな居酒屋といった感じ。


リヨンの町は商人や貴族が馬車で移動。
今で言うところの車の運転手にあたる"馬車の運転手"が、ご主人をまっている間に酒を飲んだり軽く食べたりしていた。

今で言うところの車掃除するときに、羽みたいなのがいっぱいついた長いやつで、車掃除したりするのが当時は藁で、その藁で馬の体の汚れを取ったりしていたのだ。
そしてその馬のメンテに使う藁を、うちの店は置いてますよーっていうしるしに、店の名前にブションって書いてある。
これがブションの始まり。

だれかに得意げに話してみてください(笑)




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No.16
2009/07/14 (Tue) 01:46:26

フランスから太って帰ってきた。

昼夜と毎日毎日、食べてた。

ヴレドヴレは、夜のコースはアミューズ、前菜、メイン、チーズかデザートというコースにしようかなとシェフ考え中。(アラカルトはもちろんあります。)

コーヒー紅茶は別料金にする。
ちょっと悩み中。明日きまる。

やさしいフランス人ばかりに会ったいい旅だった。
写真をアップしたいのですが、今ない。大垣シェフが萬谷シェフにデジカメごともっていって見せている。

またあした。まずはリヨンのお話をしようとおもっています。
時差ぼけと疲れがまだ取れないので帰って寝ます。



No.15
2009/07/02 (Thu) 21:43:37

R0010855.JPG ほろほろ崩れるお肉、ぽてっとした煮込み。
  







牛テールの赤ワイン煮はうちの定番メニューです。
テール(尻尾)を一度焼いて、赤ワインで煮る

ランチメニューにはのっていませんが、ランチでもお出しできます。


ランチタイムでも夜のメニューの内容からもお出しできます。
お客様にとって一番お得でおいしく召し上がっていただける方法を私もいっしょになって考えますので、
食べたいもの言ってくださいね。

No.14
2009/07/01 (Wed) 15:20:02

たまに何かの打ち合わせで、フレンチ、イタリアンのシェフが集まる。

そのときに誰かが一回は言うらしい。
「最近、字ぃ見にくくないですか」

メニューの文字や、業者の案内のFAX。
新店オープンのお知らせや、周年のはがき(コレが一番見にくいみたいです)

シェフははがきを近づけたり、遠ざけたり、目の辺りを細めにし、眉間にしわをよせ、あごをひき、グイーンとまっすぐに腕伸ばしよんでいる。

たまにデザインがこりすぎていて、私でもはがきを水平にしてみたりしながら、光加減をあわし、やっと読めるものも多い。
もちろんシェフはここまでしないと内容を見れないDMは「あかん、みえへん。」といってはがきをおく。

このDM、おなじことを今日、何人ぐらいはしてるやろうなと思ったりする。

DMを100人くらいが最低は「あかん、みえへん」とおもってるのだ。

ショップカードもしかり。何で文字と背景の色、こう組合すねんといいたくなるぐらい見にくいのがある。
イメージ先行のデザインは迷惑である。ここには思いやりがない。

フレンチやイタリアンをこよなく愛す40代以上の方はいいお客様が多い。
打てば響く会話のできるお客様である。
「あかん、みえへん」と嘆いてるのはシェフだけではないはず・・・。


medama.jpg




No.13
2009/06/28 (Sun) 17:24:47

よくきてくださるお客様と、先日こんな話をした。

ワインの注文の仕方。

「重めで渋いのって注文したら、高いのでてくるから、まあまあで、そこそこのワインちょうだいって言うねん。」

なるほど。

うちはフランスワインだけしかない。心のなかで、この方なら、オーストラリアのシラーズの濃いーのんとか、カリフォルニアの濃いーのんお出ししたら間違いなくうまいっていうんやろうなー・・・と、思うのは思う。たしかに濃いーくても飲んでもきれいな後味のものはたくさんあるし、おいしいとは思いますが、
近頃はフランスワインにあるあの酸味になれてしまっているのと、あまりにも魅力的な変化を遂げるフランスワインから私はどうも離れられない。

私も初めて赤ワインをおいしいなとおもったのは、カリフォルニアのピノノワールである。シュグという名前の、イチゴのような、ドイツのピノノワールのような、やさしい味のワインだった。

今は自然派ワイン好きの人たちも、絶対オーボンクリマ赤白などもおいしいおいしいと、10年くらいまえは、大好きだったはず。
スペインのジャンレオン、ぺスケラ、・・・バニラの香りで、ワインにはまったこと。
ちょうどそのころに、グラメノンもよく飲んでいた。あのころ飲んだグラメノンは今の時代にまさにおすすめしたい味である。

時代をちょっと強制タイムスリップさせてしまいました。すみません

ワインの知識は豪語するもんではなく、雰囲気として自然ににじみ出てくるもんだと思う。
だから、まあまあで、そこそこのワインと注文されたら、わたしはだいたいのワインをえらんでみる。

だいたいのワイン。
値段、味、飲む人数、飲みそうな本数、料理の品数、前飲んだワイン、前にこられたときに飲んだワインの反応、体調、耳にたまたまはいってきたお客様同士の会話、ほんまはワインのみたいかどうか、
やっぱりグラスワインにしたほうがええんちゃうかな・・・などあれこれ感じながらだいたいのワインをもっていく。

まかせるわっていう方は細かい値段は気にしない。1品いくらかなんて気にして注文しないけど、トータルの金額はちゃーんとみてる。
1万円でどーやったということ。
比較対象は他の店である。人それぞれの価値観である。
あの店あかん、この店あかんというかたもいる。

この店わたしには合わなかったという人のほうが、食べなれたお客様だなあと思う。
どこでも楽しく食事のできるかたは、もっと食べなれた方だと思う。
食事姿は品格と、生き様がにじみでるもんだなあと、たまに思う。

8.jpg








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