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No.43
2009/09/06 (Sun) 10:16:57

今日で終わりのスタッフ  ヴァレリアンヌ. さみしいなー。
 
また日本に来ると言っている。  お互いにお互いの国の言葉を勉強して、2年とちょっとである。  もっと伝えたいこともいっぱいあるのに、お互いに、言葉のニュアンスや、意味の取り違えに悩みながら、誤解もありつつ半年一緒に仕事をした。

そして、私はフランス語で分からないことがあると彼女にきき、彼女は日本語を私にきき、辞書を使いつつ会話をし、お互いに褒めあう(ほめて伸びるタイプなんです私たち)

フランス料理を学んでいると、語学は本当に必要になってくる。 絶対である。
言葉は文化だとおもう。

R0013427.JPG









 今日の夜は fete de sayonara !  (サヨナラパーティ)


 

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No.36
2009/08/21 (Fri) 18:39:51

c4aeae0f.jpg めっちゃおいしいー。  とか、 このワインおいしー。  とかを、いちいちいうと失礼らしい。

 フランスにおいて・・・・である。

 コース料理などを食べているときに、覚えたての、フランス語セテ トレボンなどを、うれしがってつかったのは間違いだったようだ。

何度もおいしーなどというと、「この子は品のない子だ。オーかわいそうに、普段からおいしいものたべてないのね・・・。」っと思われるらしい。

旅の恥はなんとかというが、顔から火がでて、仔羊半頭は焼けるかもしれんぐらい恥ずかしい。


店を出るときに、「とてもおいしかったわ。ありがとう さようなら。」が一番スマートである。

うちで働いてるフランス人の女の子も、なんでみんな日本人はやたらおいしいおいしいといって、たべるんだろう、と不思議だったといっている。

おいしいおいしいといって食べていいのは日本だけなのか・・・。

う~ム・・・。





 

No.27
2009/08/04 (Tue) 19:02:54


ヨーロッパ通りを心斎橋筋より東に進むとサンクスがあり、そこをちょっと南にいって西にある横丁で食事をした。

もめんさん、キッチンニコさん、寿し尽誠さんなどなど、おいしい、楽しいお店がたくさんある。

きのうはそのおいしい横丁の「ひで」さんによさせてもらいました。

10周年のお祝いで。
おいしい酒の肴においしい酒。ひでさんこと光山さんが一人でされてます。
元野球選手(ちなみに同じ横丁の尽誠さんの大将も尽誠学園の野球部出身)のがっしりとしたかたです。

料理が好きで10年前にお店をやらはったんですが、それまでは企業におつとめされていたそうです。

うちのシェフも(同い年とあってか)光山さんからいろんな食材のことを教えていただいたり、また光山さんもお店に来てくださったりと、なかよくさせていただいております。

お人柄なんでしょう、たくさんのお祝いがとどいておりました。

そうそう東京のレストランオギノさんとも光山さんおしりあいで、昨日パテが届いていて、ワンカットいただきました。うわさどおりおいしかったです。

おつくりもおいしいし、豚のかしら(あごからこめかみにかけての部位)もおいしかった。
梅酒、日本酒もおいしいでっせ。


hide.jpg





                   おいしい酒と食事が出てくるたくましい腕。



No.20
2009/07/21 (Tue) 00:43:45

仕事に哲学がある人は職人だなと思う。

なんでもいろんなやり方があって、どの方法もありで、どれを選ぶかは、その人の持っている哲学によるのではとおもった。

そんなことを感じさせてくれたのは、フランスで出会ったワインの造り手のアランさん、ピヨさん、フランソワさん、肉屋のユーゴさん、ランブロワジーのサービスマン、ワイン樽をつくっているハッサンさん、リヨンのカフェデフェデラシオンのサービスの女の子。

ものつくりはあらゆる段階でいくらだって媚びることができる。

あらゆる段階での判断は、毎日触ったり、通ったり、見たり、耳を澄ましてみたり、香りを感じたり、とにかく毎日毎日つくっているものがある場所に行くこと。気持ちも、体もである。
・・・ということが職人さんには共通してあったような気がする。

いつも店に宅急便でワインが運ばれてくるのですが、ちょっとそのワインが今までと違って見えるようになった。

食材に関しては食べさせていただいているという気持ちもよりいっそう強くなった。

自分の口の中に入るまで、何人の人に大事にされて、どれだけの期間を要してここまでの味になったんだろうと、レストランに行ったときに、ふと考えるのだ。












 

No.14
2009/07/01 (Wed) 15:20:02

たまに何かの打ち合わせで、フレンチ、イタリアンのシェフが集まる。

そのときに誰かが一回は言うらしい。
「最近、字ぃ見にくくないですか」

メニューの文字や、業者の案内のFAX。
新店オープンのお知らせや、周年のはがき(コレが一番見にくいみたいです)

シェフははがきを近づけたり、遠ざけたり、目の辺りを細めにし、眉間にしわをよせ、あごをひき、グイーンとまっすぐに腕伸ばしよんでいる。

たまにデザインがこりすぎていて、私でもはがきを水平にしてみたりしながら、光加減をあわし、やっと読めるものも多い。
もちろんシェフはここまでしないと内容を見れないDMは「あかん、みえへん。」といってはがきをおく。

このDM、おなじことを今日、何人ぐらいはしてるやろうなと思ったりする。

DMを100人くらいが最低は「あかん、みえへん」とおもってるのだ。

ショップカードもしかり。何で文字と背景の色、こう組合すねんといいたくなるぐらい見にくいのがある。
イメージ先行のデザインは迷惑である。ここには思いやりがない。

フレンチやイタリアンをこよなく愛す40代以上の方はいいお客様が多い。
打てば響く会話のできるお客様である。
「あかん、みえへん」と嘆いてるのはシェフだけではないはず・・・。


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